2012年7月7日土曜日

フェイスブックしぐさとは

江戸時代は300年もの長い間、戦争のない平和な時代が続きました。その平和を裏で支えていたのは、大事なものをみんなで共有して、相手を尊重し思いやることを実践していた江戸の人たちです。「江戸しぐさ」は、和を尊ぶ日本人が古来から伝えてきた、平和で安心な社会を保つための人づきあいや共生の知恵を集大成したものです。
(江戸しぐさのホームページ → http://www.edoshigusa.org/

この「江戸しぐさ」の精神をソーシャルメディアに適用したらどうか、というアイデアを星野さんからいただき「フェイスブックしぐさ」をまとめました。みなさんで知恵を出し合いながら、平和で安心できる楽しい交流の場を作っていきましょう。

内容についてのご意見や、こんなものを入れたらどうか、などのご提案がありましたら、ご連絡をお願いします。( → Facebook 廣瀬隆夫)

1.自分の身元を明らかにする
自分の身元を明らかにして、正々堂々と振る舞い、自分の発言に責任を持ちましょう。そのためには、プロフィール写真や自己紹介を登録して、自分が何ものかを相手に知らせることから始めましょう。

2.相手を卑下しない、威張らない
江戸では、必要以上に偉そうにしたり、年齢を無闇に聞くのは、品がないと嫌われました。Facebookでは、地位や年齢にとらわれずに、みんな対等の立場でのお付き合いをしたいものです。

3.知ったかぶりや嘘をつかない
知らないことは知らないというべきです。ネットで嘘をついてもすぐに露呈して苦しくなります。間違いたことを書いてしまったら、放っておかないで訂正すればいいのです。

4.人のまねをしない
人のアイデアや写真などを無断で借用したり、同じ書き込みをするのでは進歩がありません。他の人の書き込みから刺激を受けた場合は引用元を明記したり、オリジナルの書き込みにコメントに入れたりして議論を深めましょう。

5.時泥棒をしない
タイムラインへの書き込みは、出来るだけシンプルに短くしたいものです。ダラダラとした長い文章は読む人の時間を奪います。江戸では、時泥棒は弁済不能の十両の罪と言うほど、時間は大切なものと言われていました。長文になるものは、ノートやブログなどを使いましょう。

6.忙しいはデクの棒
忙という字は、心を亡くすと書きます。江戸では、心を失ったデクの棒(丸太)と言われていました。忙しいを言い訳にしないこと。気に入った書き込みに出会ったら、「いいね!」ボタンを押しましょう。どんなに忙しくても、そのくらいの時間はあるでしょう。

7.違う意見を尊重する
世の中には、様々な意見を持った人がいます。その多様性があるからこそ、新しい刺激があり、社会が進歩します。違った意見を聞く耳を持ち、他人を尊重しましょう。また、相手の感情を逆撫でするような書き込みは止めましょう。

8.プライベートに深く立ち入らない
江戸では、道で会っても人の行き先を聞くのは失礼とされていました。誰にでも人に知られたくないプライバシーというものがあります。必要以上にプライベートに踏み込んだ書き込みは止めましょう。長くお付き合いするための基本ルールの一つです。

【関連リンク】
http://bband.web.fc2.com/
http://homepage3.nifty.com/hirose/text/edoshigusa/edosshigusa.html
http://www.sora-iro.net/%7Ehirose/BB/text/no7/ppt/no7.pdf
http://bband.web.fc2.com/text/no8/fujii.html